【シンガポール駐在】40代・夫婦2人暮らしの準備ロードマップ|最初に取り組むべき3つのこと-その1-

駐在サバイバル
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40代駐在準備は「事前準備」と「効率」がすべて

突然の辞令から始まった、駐在準備。まず考えたのは、「帯同」か「単身赴任」にするかということでした。

夫は、大人になってから海外生活をはじめ、すでに数十年、自分の国で過ごしていません。仕事をしている時の、最後の赴任国になった日本に住み着いて、すでに20年以上経過が経過していました。仕事も友達も経済の基盤もすべて日本にある状態。そして、仕事もほぼリタイアし、長年の夢だったプロジェクトを始めて1年半、軌道に乗り始めたばかり。

そんな中、私の駐在が決まり、どうしたいかを聞きました。

すると、ほぼ即答で「もちろんついていくよ」でした。私よりも海外生活に乗り気でした。

子どもがいないぶん、会社からの期待は「できる限り早く引っ越して、現地で働き始めてほしい」というもの。就労ビザの準備ができるまで、少しだけ時間はありますが、できる限り早く効率的に移動をしなくてはいけなくてはなりませんでした。

【STEP 1】「居住地」と「ビザ」のスケジュール把握

まず、おこなったのは「ビザの確認」と「住居地(引っ越し先と現在の住居)」の準備です。

40代の壁?「EPビザ」とCOMPASSの現実

シンガポールの就労ビザ(EP)は、2025年からさらに基準が厳格化されました。特に40代のビジネスパーソンにとって、知っておくべきは「年齢が上がるほど、求められる最低給与額も上がる」という事実です。

  • 給与基準のチェック: 2025年以降、40代半ばであれば月額固定給与が10,700SGD(金融セクターなら11,800SGD)以上が目安となります。
  • COMPASS(ポイント制)の攻略: 学歴だけでなく、企業の多様性や現地人の雇用状況などがスコア化されます。早めに会社の人事担当者と「自分のスコア」を確認し、必要書類(英文の卒業証明書など)を揃えるのが最優先です。
  • パートナーのビザ: パートナーは「DP(家族帯同ビザ)」での入国になります。現在、DP保持者が現地で働くには、別途ワークパスが必要になります。ただ、2025年現在、このワークパスの取得も一筋縄ではいかないので、基本DPの方は、シンガポールでお金を稼ぐというのはできないと思っておいたほうがよいでしょう。ただし、これは、シンガポールドルでお金を稼ぐ場合。「日本の仕事を受けて、日本円で報酬を得て、日本で税金を支払う」というのは可能です。パートナーとは「オンラインで日本の仕事を続けるのか、それとも一旦仕事は休息するのか」をこの段階で話し合っておく必要があります。

「2人暮らし」を最適化するシンガポールの家探し

お子さんがいない2人暮らしなら、学校の通学バスを気にする必要がありません。その分、「QOL(生活の質)」と「職住近接」に振り切ったエリア選びが可能です。そして、40代以上の大人の2人暮らしだからこそ、キラキラした中心部だけでなく、『食の豊かさ』や『現地の生活感』を優先する選択肢があってもいいかなとおもいます。

  • エリア選びの戦略:
    • 利便性重視: オーチャードやサマセット周辺(中心部)。買い物や外食に困らず、40代のアーバンライフを満喫できます。
    • 落ち着き重視: イーストコースト(海沿い)やリバーバレー。週末に夫婦で散歩やカフェを楽しみたい方に人気。
    • コストと鮮度- HDBエリアに近いコンド(Wet Market併設):意外と穴場なのが、ローカルな活気があるHDB周辺です。新鮮な食材が安く手に入るWet Marketが近くにあると、海外生活の自炊がぐっと楽しくなります。
  • 家賃相場の把握(2025年版): コンドミニアムの家賃は依然として高く、2人暮らし向け(1〜2BR)でも5,000SGD〜7,000SGDがボリュームゾーン。会社からの住宅補助額と照らし合わせ、早めに内見の優先順位をつけましょう。

私たちは、①職場から電車かバスで30分以内で通える ②Wet Marketが近くにあることを条件に物件を探しました。結果、大満足な住まいが見つかりました。

日本の「住居」をどうするか|賃貸か、売却か、維持か

すでに日本の住居は購入していた私たち。この住居をどうするかも、考えるべきポイントでした。私たちの場合、売却という選択肢はありませんでした。なので、「賃貸」か「維持」の選択肢を検討しました。

  • 賃貸(リロケーション): 駐在期間が決まっていない場合、管理会社に任せて家賃収入を得るのが現実的です。会社でサポートをしてくれる場合もあります。ただし、納税管理人の選定が必要です。
  • 空き家管理: そのまま残すなら、最低でも月に1回は窓を開けたり通水することが必要になります。家族や友人などに頼むのが難しい場合には、通水や換気の外注サービスを検討します。以前は見かけませんでしたが、今は相続した空き家などを訪問して、郵便物を回収したり通水や換気をしてくれ、かつ報告してくれるサービスも存在します。

私たちは、夫がたまに帰宅することもあることから、「維持」することを選択し、空き家管理を外注サービスにお願いすることにしました。

「つながり」のメンテナンスも忘れずに!

ボランティア先や、二拠点先で知り合ったの方々へも、早めに挨拶をすませました。40代以降の繋がりは一生モノです。ボランティア仲間の住居は、私たちの住居にも近く、ご近所づきあいがあります。不在の時には気にかけてくれるし、帰国時には、声をかけて一緒に食事もする仲。

二拠点先の仲間も、長期の休みで帰ったときには会って食事をします。

「数年後に戻ってくる場所」として、縁を切らずにつなげていく、帰国した際にも会う時間をつくるなどメンテナンスをしていきましょう。

次回は、STEP2「健康管理」と「出発前の手続き」について書きたいと思います。

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